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ここではその男性型脱毛症のメカニズムにかんして談じる。
ヘアサイクルにかんしては前に解説したが、男性型脱毛症ではヘアサイクルの発達期が短くなり、太くて硬かった髪の毛があまり発達していない細くて短い髪の毛へと置き換わっていく事で開始する。
これを硬毛の軟毛化と云う。
ミノキシジルは血管を拡げて血圧を下げる働きを持ち、本来は悪性高血圧症の薬として使用されていた。
この薬を開発していた調査者の毛が濃くなった事をきっかけに育毛剤としての開発が始まり、男性型脱毛症の髪を再発達させる効果が認められ、アメリカで外用発毛剤として販売されはじめた。
これ以外、ティシュエキスパンダー法と云う方法も有る。
これは髪の毛のある部分の皮下にシリコンバッグを挿入し、そこへ生理食塩水を少しずつ入れてふくらませ頭皮を伸ばし、ゆとりの出きた頭皮で脱毛部分を覆う方法である。
瘢痕性の脱毛症によく用いられる方法である。
休止期に入った髪の毛はやがて抜け落ち、また発達期が開始して再び新しい髪の毛が生えてくる。
こういった具合に発達期、退行期、休止期を経る事で髪の毛が伸び、抜け、また新しく生えてくる事をくりかえする。
これがヘアサイクルである。
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